先日GOOGLEで何気なく「Who are you talking to me like that?」という文章を検索しました。これは、昔何かの映画で聞いたことのある表現で、私が普段していることですが、センテンス検索で具体的にどのような文脈で使われているのか確認してみたのです。すると意に反して(?)というか、このセンテンスの文法的解釈に関して熱い議論が行われているのを発見しました。
私個人としては昔はある意味文法オタクと自称できるほどはまっていた時期もありましたが、最近はすっかり忘れてしまっており、熱い議論に難癖をつけるだけの知識もないのであまり詳しく読みませんでしたが、こんな口語的なセンテンスの文法的解釈にも様々な考え方があるのに驚かせられました。と同時に、自分自身の文法的知識のなさを棚に上げて言うわけではないですが、文法解釈にこれだけの力を注ぐことの意味について少し考えさせられました。
英語を母国語としない人たちにとって、特に学びはじめの段階では文法事項をある程度知っておくことは大切だと思います。私自身もそうでしたが、文法的解釈を学ぶことによって、助けられた部分は多々あります。しかし、ある程度学習が進み、実践で英語力を磨いていく段階では、文法知識を(少なくとも意識的に)使うことはほとんどないと思います。
もちろん、言語学を専門にやっていたり、試験目的など実践で英語を使う以外の目的がある人は別として、英語を普通に読み書き話す人たちにとっては、英文法自体はそれほど重要なものではないと思います。私が常々言っている通り、英語は所詮コミュニケーションの道具であり、道具がもたらす結果が重要なのであり、道具そのものに必要以上にこだわるのは意味がないと思うからです。
私がGOOGLEでセンテンス検索するのも、その表現がどのような文脈でどのように使われているのかを確認するのが目的であり、文法的に誤っているかどうかはそれほど重要ではありません。実際ネット上で使われている英語には文法的に誤っているものも沢山あるので、「正しい」英語を求めている人にはお奨めできません。というわけで、英語は「英語は目的ではなく、道具である!」というお話でした。
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