会社員や学生の方々で、英語でプレゼンをしたり、ミーティングをしたりする機会のある方は多いと思います。私自身、留学前にそれなりに英語を勉強していったつもりでしたが、留学して最初に英語でプレゼンをしたときはかなり緊張しました。ホンの10分程度でしたが、舌もカラカラで自分が何を言っているの分からない状態でした(汗)
その後、会社勤めを始めてから何度も英語でのプレゼンやミーティングを経験した結果、多少英語力に自信がなくても、それなりに場をやり過ごせるコツの様なものが分かってきました。ネイティブ並みにしゃべれる方々には全く不要だと思いますが、英語を学びたてで英語力に自信のない方々や、日々忙しく英語にあまり時間をかけられない方々には非常に役立つと思います。ぜひ読んでみて下さい。
英語へのこだわりを捨てる
他の記事でも書いておりますが、英語はしょせんコミュニケーションするための道具です。道具がどんなに良くてもそれを使う人間に技術がなければ、全く道具を生かすことはできません。「実践=ツールを使って目的を達成する事」と考えると、プレゼンやミーティングをする目的は、仕事上での良いアウトプット(成果)を出すことです。
あなたがこの目的に対して付加価値の高い発言ができれば、英語力の多少の低さなどそれほど問題にならないでしょうし、むしろ、他の参加者の方があなたの発言を理解しようと努力してくれると思います。なにより、自分の発言内容に自信があれば、拙い英語でも自信をもって発言することができると思います。
自信をもって発言すれば、声が大きく、はっきり発音できますので、日本人の英語発音の問題点(声が小さく、口先だけであいまいな発音をする)を克服できます。結果、相手にも伝わりやすくなり、さらに英語でのコミュニケーションが円滑になるという、好循環がもたらされます。
必要以外の英語は捨てる
プレゼンにしてもミーティングにしても事前にテーマは決まっていると思います。そうであれば、準備する余地がありますし、準備すべき英語の範囲もおのずと決まってくると思います。特に仕事関係であれば、話される内容には十分に精通しているはずですので、少なくとも日本語では使われる用語やよく使われるフレーズはわかっているはずです。そうであれば、あとはそれを英語に落とし込んでいくだけです。これをするだけで、スピーキングだけでなく、他人の発言も理解し易くなるはずです。語学学習で良く言われる通り、「自分が話せることは聞き取れる」という事です。
ネイティブの様な発音を捨てる
これは少しトリッキーなテクニックですが、実践では結構使えます。要するに、初対面の人が多い場合、プレゼンやミーティングの最初にわざと日本人的な片言英語で、ゆっくりしゃべるという事です。要するに、あなたの英語力に対する相手の期待値を下げるという事ですが、これにより、自分自身の緊張やプレッシャーを下げるのと同時に、周囲の人々もあなたの英語力を考慮してゆっくりしゃべってもらえ、仮に聞き取れなくても質問がしやすくなるという効果があります。
事前に使えるフレーズを仕入れておく
プレゼンでも、ミーティングでもそこで使われる表現は実は結構限られていたりします。事前にそれらを調べておき、それらを使って頭の中でシミュレーションしておくだけでも、本番での緊張感や、スムーズさが全然違います。本で仕入れるのも良いですが、今はネットでもかなり有益な情報を得られますので、普通に検索してみて下さい。例えば、プレゼンで良く使われるフレーズは、以下のサイトで仕入れることができます。
メール、SNSを活用する
私が昔から実践している方法の一つが、このメール、SNSを利用した英語学習法です。外国人で日本に興味がある、日本語を学びたいという方は、非常に多く存在します。考えてみて下さい。日本の人口が1億2千万ほどですが、英語を公用語、純公用語とする国は世界中に54か国、人口にすると約20億人存在します(引用元:文部科学省サイト)。また、英語を公用語、純公用語としなくても英語を日常的に使っている人はさらに多いので、コミュニケーションの相手を探すのに苦労することはないと思います。
相手を探す中で大切なは、できるだけ共通の話題を持っている人を探すという事です。趣味でも何でも良いですから、お互い共通の話題があればおのずとやりとりが増えますし、自然に英語力が向上させられます。また、英語教材などとは違って、最新の実践英語表現を学べるというのも、この学習法の利点です。
オンライン英会話で実際に練習しておく
できれば本番前に外国人の前で練習できれば万全です。今はオンライン英会話サービスが数多くありますし、そのほとんどは無料体験レッスンがありますので、それらを利用すればお金を使う事なく実践練習を積むことができますので、ぜひ活用すべきです。仕事でプレゼンをするなど、具体的な目的があれば、できるだけ事前に準備しておき、レッスン時間を有効に使うことをおすすめします。
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