留学のウソ&ホント5

そんなこんなで、しばらくすると資料請求をした大学から続々と資料が届きました。面白いことに、単に大学の資料というかパンフといっても多種多様で、分厚い封筒にまるでハードカバーの洋書を彷彿させるようなすばらしいパンフレットがあるかと思えば、薄っぺらの封筒に厚紙一枚のような情けないものもあり、パンフレットを見るだけで、その大学が新入生獲得にかける意気込みが分かるような気がしました。偏見かも知れませんが、やはりTOP20に入るような大学のパンフは違うな~という事も感じました。

あとはかき集めた資料をひたすら比較検討して、実際に出願する大学を選定することになります。明確に行きたい大学のイメージを持っている方々にとっては、いかに自分の理想と近い大学を探すか、というのが一つの基準になってくると思います。私自身に関して言えば、とにかく学費と生活費の安い大学!というのが一つの大きな基準でしたので、まずは学費&生活費の最も安い大学を数校選び、その中から自分のイメージに合った大学をピックアップするような感じになりました。

出願校を最終的に選定したら、次に出願書類を作成することになるわけですが、これが意外と日本人が苦労する部分でもあります。単なる語学学校でしたら、作成にそれほどの苦労はないと思いますが、大学、大学院レベルになると、出願以前にそろえなくてはならない書類も数多く出てきます。

私の場合ですと、大学院ということで当然TOEFL、GMATのテスト結果が要求されます。これは既に受験しており、結果も出ていましたので問題はありませんでした。次に、銀行の残高証明書。これも、周囲の金をかき集めて何とかクリアできました。さらに、健康診断書の提出も要求されましたが、これは近所の病院で発行してもらいました。ほとんどの書類は難なくそろえることができましたが、一つだけ苦労したのが、推薦状でした。

これはおそらく大学院出願時にのみ要求される書類だと思いますが、学校の先生や、職場の上司など自分をよく知った人物(普通は3人)に頼んで書いてもらいます。それぞれの大学が指定したフォームへの記入をお願いするわけですが、当然そのフォームは英語で書いてあります。しかも、これまた当然ですが、推薦状の内容も英語で記入してもらわなくてはなりません。いかに自分をよく知っている人物だといっても、英語の書類をそれほど気軽に書いてもらえるとは思えません。実際私もバイト先の上司から、大学の学長、学部長等に頼みまくって、何とか3通の推薦状を準備することができました。

そんなこんなで、何とか出願に必要な全ての書類をそろえる事ができました。あとは、図書館に通いつめて留学関係の本を参考に出願書類を書き上げ、最終的に4校に入学願書を提出しました。結果的に4校とも入学を許可され、その中の一校をピックアップして入学をすることにしました。

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