前回の「日常会話を捨てる!」とも被ってきますが、要するに自分が当面必要とするボキャブラリーは捨てて、必要とするもののみ言い回しも含めて徹底的にマスターするということです。
例えば日本語でもそうですが、英語でもプレゼン、商談などをする際に使われる表現というのはある程度限られてきます。それらをマスターというか、一通り暗記していけば、とりあえずその場をやり過ごすことはできます。
逆に全ての分野を完璧にこなそうとすると、それこそ膨大なボキャブラリーが必要になり、しかもその場でどの表現が適切なのかというのは、ある程度の慣れが必要になってくるので、大変高度な英語力が必要になってきます。ただでさえ時間の無い一般社会人が必要のない英語表現まで限られた時間の中でマスターしようとするのは非効率的です。
確かに私自身も広範囲な英語力を付けたくて、日々IPOD等で様々な分野の英語を聞いてはいますが、これはあくまで中、長期的に英語力を付けるという意味で行っているのであり、当面仕事で必要になる英語力という点では、あまり役に立っていないと思います。
そういう事よりも、例えば海外出張があり、ある程度話されるトピックが限定されているのであれば、事前に頭の中でそれらをシュミレーションし、徹底的に関連するボキャブラリー等を集め、その場ですぐに使えるレベルまで繰り返し練習するのが、もっとも効果的な「使える」英語勉強法だと思います。
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